「トリプルトライアングルが生み出した
日本人のためのバランス設計」


オーソドックスではあるが、堅実で実績あるクロモリフレームで設計した。メインのデザイナーからの要望があった点は、30〜50代の人に、懐かしさと新しさを両立しつつ、ゴージャスでありシックな感覚を感じてもらいたい、オトナが楽しめるバイクを作ろうという視点から設計・開発がスタートしました。
クロモリのフレームの特徴は、パイプが細いという点です。細いパイプでのデザインをどのように活かすかがポイントとなりました。そんな中、現在多くの自転車で主流となってきているアルミフレームやカーボンフレームなどの「スローピングフレーム」が中心になっており、パイプは大口径、トップチューブが下に降り、シートチューブが短くなっているのが主流となっています。
そう、今の時代の流れからは逆流するかのようにクロモリフレームを選択しています。
シンプルな設計に取り組むために、「ホリゾンタルフレーム」を設計に取り入れることにした。トップチューブが地面と並行になるように、デザインをできるだけ崩さずに持って行くことにしたんです。

「ホリゾンタルフレーム」を活かす『スリートライアングル』

一方向だけを地面に水平とするのではなく、全面的にホリゾンにすることでトリプルトライアングルという思想が出来上がったんです。確かに、フレームサイズが小さいほうが量産車としては成功を収めやすいのだが、今回の180のコンセプトとは全く違うと私自身が感じました。

ホリゾンタルタイプのクロモリフレームはイギリスのクラブモデルが中心であり、あの時代の良さだけを取り入れるとシートピラーを一切出さないような設計するのが基本とされています。
しかし、そのままであれば日本人の体型には合わない構造となってくるため、日本人の体に合うようにバランスをとり、ホリゾントップフレーム自体を詰めることで日本人が乗っても乗りやすいバランスを大切にするということに苦労しました。

自分のライフスタイルの象徴として楽しんでもらいたい。

「あなたのライフスタイルを表す、一、自転車でありたい」

自転車というのははひたすら速く、軽く、コンパクトである事を大切にしてきた。しかし、180Degreeは、基本的な機能や性能を用いながらも、タウンツーリング、通勤や生活に密着したファッションバイクになるようにしてきました。所有することに対しての優越感、デザインとカラーを是非、自分のライフスタイルに合わせたものを選んで頂きたいと思います。単純に数字的な性能を感じてもらうよりも、自分の生活の一部として楽しんでもらえると嬉しいです。

クラブモデルとは

英国自転車のクラブモデルとは1930年代から1950年代にかけてクラブマンレースが盛んだった頃の自転車。サドルバッグや泥除け、電装品を装備して英国各地から自走してレース会場まで移動。その後レース会場で装備を外し、レースに出場するというツーリングとレーサーを併せ持った中間的なモデル。レースが終われば皆、装備を戻し自走して帰宅するというレースとツーリングの両方を楽しめるという点から生まれた。そのため、シンプルで大きく作ることが出来るスタイルのモデルです。

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